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思想ゼミナールのご案内

2016年度の学園坂スタジオ・思想ゼミナール「シリーズ思考の実験 vol.1」は、評論・哲学からG.ドゥルーズらの翻訳などで知られる、宇野邦一氏をお迎えします。宇野氏の関心領域は哲学のみならず、舞踊・演劇などの舞台芸術から美術・音楽などまで幅広く、また近年はH.アレントに代表される公共論やアメリカ論など、旺盛な評論活動を展開されています。

 

この講座を敢えて「思考の実験」とするのは、いくつかの理由があります。今の時代の、わたしたちの生を取り巻く様々な不透明さをどう捉えていけばよいのか。あらゆる価値を相対化し得たとしても、その後にどのような思考が可能なのか。民主主義の是非が問われる中で、国家という枠組みを問いに付すような作業が有効であるとすればそれはどんなものか。そのような問題圏において、実験的に思考しなおしてみることが含意されています。 

宇野氏の著作の中でも、とりわけ『他者論序説』や『反歴史論』などの実験的な作品のように、あたかも子どものように書くこと、それは通俗的な「わかりやすさ」とは異なる、子どもだけが持ち得る他者への眼差しなのかもしれません。わたしたちは、このあらゆる価値の不透明な時代にあって、宇野氏とともに今一度子どもたちのように思考し、実験し、様々な事柄を確かめてみたいと思います。

本講座 「国家、共同体、身体」は、各回3時間のうち90~100分程度を講義とし、残りを質疑応答や参加者による討論などの時間とします。対象年齢などの参加条件は全くありません。アクチュアルな問題領域に関心のある方や、専門・非専門を問わず横断的な領域に関心のある方など、幅広く参加者の募集をしています。なお、各回定員になり次第応募を締め切らせていただきますので、ご了承ください。

 

本講座は2017年3月をもって終了いたしました。2017年度は5月より再開します。詳細ページは下記をクリックください。

(新サイト「学園坂プレス」のページにジャンプします)

 

https://www.gakuenzaka-press.com/seminar

思想ゼミナール2016 概要 

 「国家、共同体、身体」

  シリーズ思考の実験 vol.1

月1回ペースで開催します。

直近は以下の通りです。

 

2/18(土)、3/18(土)

15時〜18時

参加費:2000円/1回

定員15名(申し込み先着順)

講師:宇野邦一

■ 主な著作 『意味の果てへの旅』『D』『予定不調和』 『アルトー 思考と身体』『詩と権力のあいだ』 『他者論序説』『日付のない断片から』 『ドゥルーズ 流動の哲学』『反歴史論』 『ジャン・ジュネ 身振りと内在平面』『破局と渦の考察』 『<単なる生>の哲学』

 

■ 主な訳書 ドゥルーズ『フーコー』『襞』 アルトー『ロデーズからの手紙』 ベケット『伴侶』『見ちがい言いちがい』

ドゥルーズ ジュネ 薔薇の奇跡 宇野邦一 アルトー アレント 民主主義 フーコー 国家 共同体 立教大学 映像身体
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