暑い暑い毎日です。
そんな中、8/5は詩のワークショップでした。
夏休みのせいかお休みの方もいらっしゃいましたが、参加者7名。
詩についてじっくり考え、じっくり味わい、じっくりつくる3時間。ときに緊張しながらときに笑いも起こりながら、暑さを通り越したような濃密な3時間。
さて毎月恒例の「一人の詩人」は、今月は石原吉郎(1915-1977)でした。講師の藤原安紀子さんが毎回提案されますが、先月の石牟礼道子(1927-)に続いて、詩史のうちで最も異彩を放つ存在といってもいいかもしれません。
終戦後の1945年以降、シベリアに抑留されほぼ奴隷として過酷な日々を過ごした日本人は数十万人にのぼったと言われますが、石原吉郎もその一人でした。極限の状況において詩とは何か。言葉とは何か。そのような根源的なテーマが常について離れないような厳しい詩が数多く残されていますが、この日もそのいくつかが紹介されました。
戦争について思いを巡らさざるを得ない夏。夏という季節に、このような詩篇を声に出し耳で確かめていくことの確かさを強く感じます。
その後の「つくる時間」、今月は連詩(=参加者の皆さんが少しずつ詩をつないでいく)でした。
決して容易ではない注意書きです。藤原さんは写真のように、サラサラと黒板に書き示しますが、みなさん頭を悩ませつつ、筆を進めていきます。
このときの内容についてはまた改めてお知らせしたいと思います。
次回9月のテーマは「位置」。何やら抽象的なテーマではありますが、どんな作品が出てくるかが楽しみです。
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