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3/11は上映会があります

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東日本大震災から約7年。あの日の多くの傷がいまだに人々の脳裏によみがえってきます。傷とは言葉では言い表せないものでしょう。できれば忘れておきたい、なかったことにしておきたいのに、ふと疼いてしまう痛みのようでもあります。むしろこの痛みを、言葉だけではない、ある経験として、あるイメージ群として作品化したのがこの『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』なのかもしれません。

畠山直哉さんは知られるように、震災によって故郷・陸前高田の実家を失い、実母を亡くしました。この映像は、震災直後にオートバイで帰郷するシーンから始まります。すでに連絡が途絶え、絶望にも近い状況の中、必死に帰郷しようとする姿は痛切でもあります。

それまでほぼ故郷の風景写真を撮ることがなかったこの世界的な写真家は、この震災を機に、故郷の様々な風景を撮影するようになりました。監督の畠山容平(偶然同じ苗字ですが無関係とのこと)は写真家の変貌ぶりを2年にわたって密着。普段なかなか接することのできない撮影現場や写真家の素顔を目にすることができます。

記録は数十時間に及び、編集作業はとてつもない労苦だったといいます。そのかいあってか、文化庁映画賞を受賞してもいる本作が、学園坂スタジオで上映されます。3/11当日は、監督によるトークや、音楽の港大尋のミニライブも予定しています。この機会に是非お見逃しなく!

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