梅雨の時期となりました。おかげさまでニューアルバム『knock』発売開始、さまざまな声をいただいています。ヴォーカリスト・小笠原もずくのファーストアルバムです。アルバムタイトル曲「knock」は1分程度の予告編動画がyoutubeにアップされています。こちらをご覧下さい。ジャズ風のやや暗いトーンのサウンドです。
全10曲入りで、そのうちの大半がピアノ、ギター、ベース、ドラムのリズムセクションがヴォーカルを支えていますが、ほか、管楽器がかなり活躍しています。冒頭1の「うたえうたえ」ほか3曲にフルートが、トランペットやトロンボーンが5曲、アルトサックスやソプラノサックスも4曲などなど、豪華なサウンドになっています。
1:うたえうたえ→fl
2:knock→tp,trb,as
3:マイ・グランド・メニュウ→tp,trb
4:don’t wanna be your slave →tp,trb,as,ss
5:記憶
6:ひかりとともに→trb
7:信じてみたい→ss
8:月とフーガ→fl,tp
9:わかれみちにて→fl
10:声→as
5のスローバラード以外の曲に何かしらの管楽器が入っています。ブラスアレンジはフルーティストでもある伊藤寛武。切なかったり、ときにアグレッシブだったり、ユーモアに溢れていたりと、様々な表情を見せてくれる多彩な編曲を担当しました。今回のアルバム制作に関して、やや長めのインタビュー記事をこちらに掲載していますので、プロフィールも合わせてご覧ください。
またタイトル曲「knock」のトランペット・ソロほか、ゾクゾクするようなアドリブを吹き込んだのは吉田奈都実。クールで知性的なラインとも言えますが、アグレッシブでパッションにあふれているようにも聞こえるので、実に魅力的です。本人に訊くとトム・ハレルやチェット・ベイカーが好みだということですが、リー・モーガンやマイルス・デイヴィスのようにも聞こえてくるし、いずれにしてもトランペット好き、ジャズ好きの方には必聴のプレイです。今回のアルバムリリースに合わせて、同様にインタビュー記事を学園坂出版局のHPに掲載していますので、こちらをご覧ください。
そのほか、3や6でトロンボーン・ソロを聴かせてくれる松田結貴子や9や10でソウルフルなプレイを聴かせるギタリストの沢和幸らにインタビューを予定しています。これは追ってご案内しますのでどうぞご期待ください。
通常であればレコ発イベント(いわゆるニューアルバム発売記念のライブ)を行うものなのですが、いまのコロナの趨勢をみていると、どうもイベントを開催することに乗り切れません。政治にいいように利用されるような「自粛」をするつもりはないのですが、未知のウィルスをばらまくわけにはいかず、医療関係者へ負担を強いるようなこともできればしたくない。もう少しの期間、様子を見ながら、いまはこうしてweb上でアルバムの紹介をしていきたいと思います。ほかアルバムの詳細・ご購入はこちらから。
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